犬のしつけに金属音は効果あり?おとなしくさせる音とは?

愛犬のしつけに困り果て金属音のような嫌がる音をつかっておとなしくさせる方法があるのをご存じでしょうか?

興奮して吠えるわんこに「おすわり」や「まて」のコマンドを出してもまったく耳に入っていない様子。

 

そんなときの犬のしつけ方法として有効。多用はさけ重要なポイントで利用するのをおすすめします。なぜなら犬が嫌がる音を使うということはあなたのわんこにストレスを与えるということ。

あなたがその音を出している張本人であることがわかれば、わんことの信頼関係が崩れてしまう可能性もあるでしょう。

 

犬に電気ショックを与えたり嫌な音を聞かせることで問題行動をやめさせ、おとなしくさせる方法のことを天罰方式といいます。

犬の問題行動は原因がありわんこにとっては理由があっての行動。なるべく根本原因をとりのぞくことで解決したいもの。

 

手っ取り早く即効性のある方法としてご紹介しましょう。

わんこわんこ

体罰は絶対にやめてね

 

犬の嫌がる音 あれこれ

わんこが苦手な音
  • 金属音(金属がこすれる音。ガシャン缶:缶に鍵やキーホルダ、小銭を入れたもの)
  • 爆発音(花火、爆竹、雷、バイク、手を叩いた音 など)
  • 機械音(掃除機、ドライヤー、電動工具 など)
  • 高周波(モスキート音のような、人間には聞こえないキーンという音)
  • 低い音(低音より高温の方がよく聞こえる、男性の声)

犬の聴力は人間よりかなり優れています。音として感知することができる周波数帯域(範囲)は、犬の場合 40~6万5千ヘルツ、人間だと20~2万ヘルツ。

低音域はあまり差異がなくても高音域はかなり違います。このため犬は人間には聞こえない高周波の音を聞き取ることができます。

 

犬の聴力は人間の4~6倍優れていて、高音域では人間の16倍もの能力を発揮できるのです。人間には5メートル先の音に気付くことができても、わんこのように2キロメートル先の音に気付くことはできません。

そう考えると不快音を聞いたとき、わんこは人間よりもはるかに敏感に反応しストレスを感じる可能性があるのです。

 

犬が苦手とする音もさまざまですが、しつけに利用するなら簡単に安く作れてお手軽なガシャン缶がおすすめ。

100均でステンレスのソルト缶を買って10円玉をいくつか入れてテープなどで封をします。振ったり投げたりすることで大きな音がでるようになります。

犬の嫌がる音を使っておとなしくさせる方法(しつけ)

例えばチャイムが鳴ってお客様がくるときにワンワン吠えるのをやめさせたい。チャイムの音を聞くとすぐに玄関へ飛んでいって吠えまくる。

興奮状態で手が付けらないし、「おすわり」も聞く耳ない様子。お客さんに吠えまくるのもなんとかしたい。

 

そんなときは、吠えた瞬間にガシャン缶を使って「ガシャン」。わんこは驚いて吠えるのを忘れます。そしてまた吠え始めるので、また「ガシャン」。繰り返します。

問題行動(この場合吠える)の後、嫌な音(びっくりする音)がなるため、そのうちその問題行動をとらなくなるということです。

 

犬が吠えた際に、ガシャン缶を思い切り鳴らして犬を驚かせる。「吠えると嫌なことが起こる」とわんこに関連付けをさせていきます。

離れた場所にいる時は、わんこに当たらないよう注意して投げる。多用しすぎるとわんこも音に慣れてしまい効果がなくなってしまうので注意しましょう。

 

そしてチャイムが鳴った時に吠えずにいるようになったとき、吠えずにあなたとアイコンタクトが取れた時は思いっきり褒めてあげましょう。

わん太わん太

アイコンタクトは信頼の証

犬が喜ぶ音を使ったしつけ方法

クリッカーという道具を使ったトレーニング方法があります。これはイルカの調教にも使われるもの。

わんこの好きな音を使って、いい行動を強化していくものです。普段から愛情をかけて撫でたりしていると、してほしい行動をほめても際立ちません。

 

クリッカーを使って、いい行動ができたとき、クリッカーを鳴らして褒めます。この音が鳴るとおやつが出てくるので、わんことしてはご褒美と行動を結びつけやすく、褒められた行動を好んでとるようになります

犬が正しい行動をした際にクリッカーを鳴らして褒美を与えることで、犬は「あの音が鳴ると良いことがある」と覚え、無駄吠えのしつけをする際にも有効です

最後に

いかがでしたか?

言葉で説明して理解することが期待できないわんこの場合、好ましい行動と好ましくない行動(問題行動)をわんこ自身が理解するのは難しいこと。

できれば問題行動については、わんこの立場から原因を捉え、それを取り除いてあげることを基本に考えてあげたい。

 

生後1~3か月の時期にたくさんの経験をする機会がなく、社会性に乏しい場合は見知らぬものに怯えて吠えてしまったりすることも多いもの。

成犬になってしまった後でも時間がかかっても徐々になれさせてあげれば改善することも多いのです。金属音をつかったしつけは一種のショック療法。

 

根本的な解決にはならないものの、効果的に取り入れて上手にしつけていきましょう。

 

 

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