飼い犬が吠える、ムカつく!イライラする!犬嫌いでもこのまま飼う?

「もう犬が可愛く思えない。」「吠えてる声にムカつくしイライラする!」

「犬が嫌いなのに、自分が面倒をみるはめに。。。このまま飼うしかないのか。」

 

犬好きな人に、いえ特に犬好きでなくても一般的にこんな内容の話をすると、極悪人のように思われる気がして言えずに悩んでいるのではありませんか?

犬を見たら「かわいい!」という反応が普通。しかし現実に写真や動画を見てるのではなく、しつけがうまくいかなくて毎日の世話にもう疲れてる

 

粗相の始末にえさに散歩、吠え続ける犬にどうしていいかわからない。。。

あるいは、しつけはそれほど苦労なくうまく行っているものの、一日中犬と一緒にいることが苦痛に感じるようになった。

まとわりつくのが可愛く思えない、くんくんうるさい。ずっとこっちを見ていて気が休まらない。。。

 

こうした心の悩み、、、実は犬に問題がない場合がほとんどなのです。

 

「そんなわけないでしょう?犬を実際に飼ってるから悩んでるのに。。。」

 

確かに犬を飼っていなかったら発生しない悩みかもしれません。

しかしはっきりとわかるのは、もし犬がいなければ、お子さんに対して、あるいは旦那さんや奥さん、母親や父親に対してイライラした気持ちになる可能性が高いということ。

根本的な原因は別のところにある場合がほとんどなのです

わんこわんこ

僕たちは常に家族が大好き

 

環境の変化はありますか?

もしあなたが昔は犬をかわいいと思っていて、難なく飼えていたのに最近になってかわいく思えなくなったり、気分的にイライラするようになったなら、何かあなた自身に変化がなかったか考えてみてください。

仕事を辞めて専業主婦(主夫)になったとか、女性なら妊娠したとかいう変化がありませんでしたか?

病気やけがのせいで思うようにいかないなどといった変化についてはいかがでしょう?

 

犬は家庭内のヒエラルキー(ピラミッド型の段階的組織構造のこと)の底辺に属します。つまり序列でいうと犬は家庭内では一番下一番弱い立場にあるということ。

あなたの苦しみや家庭内の問題の歪みは、弱者である犬に対して向かいやすいもの。ましてや犬は自分ひとりで生きていくことができません。

 

あなたや家族が面倒みてあげないといけません。そのことがストレスと感じるようになったのであれば、犬ではなく、その原因となる環境の変化の方に注目して考えてみる必要があるでしょう。

妊娠をきっかけに愛犬を可愛く思えなくなることはよくあること。

例えば、妊娠したことで気分的なストレスが増えることはよくあります。初めての妊娠であれば喜びとともにプレッシャーがかかるのが普通です。

赤ちゃんが生まれた後に、衛生面で問題がないかなどこれまで以上に神経質に考えてしまうことでしょう。

 

余談ですが、生まれたときに犬を飼っていると子供のアレルギー発生率が低いとの調査結果があるそうです。また人好きの優しいわんこのそばで育つと優しい子に育つそう。

わんこを飼いながら子育てすることはたくさんのメリットがあるのです。わんこが赤ちゃんを弟や妹のように慈しみ面倒を見ていてくれたりもして心強いですよ。

 

また妊娠に関係なく、日ごろの鬱憤が犬の世話を余儀なくされることで増すようなら怒りの矛先が犬に向いてしまうこともあるでしょう。

そうした精神状態はわんこには伝わってしまいます。あなたを心配し普段より近くに寄り添うようになるのです。これは主人であるあなたに従順なわんこの普通の行動です。

 

犬はリーダーと決めた主人に寄り添い、無償の愛情を注ぐやさしい動物。家庭内の変化、この場合あなたの精神状態の変化に気付き心配しているのです。

吠えるのはあなたを守ろうと警戒を強めているから。くんくんとまとわりつくのは心配しているから。

 

放っておいて欲しいといった気は利かないかもしれません。一途でまっすぐなのですから。

監視されているようでうっとうしいと思うほど、イライラしやすくなっていれば自分の気持ちを持て余し重たく苦しいと感じることでしょう。

 

でもこの場合、わんこをよそへやったとしても恐らく解決しないはず。イライラの矛先がどこか違う方向へ向いてしまうだけでしょう。

犬は弱者。気持ちのはけ口になりやすい?!

んこがあなたを気にかけるのはあなたに愛情があった証拠。あなたのことを慕いあなたを心配して寄り添っているのです。

仕事や経済的な問題を抱える人が子供に八つ当たりしてしまうのと同じこと。一番側にいる弱い立場のやさしい存在に辛く当たってしまっているだけなのです。

 

犬が思い通りにならない、言うことを聞かない。それは表面的なこと。根本の原因は別にあるはず。一歩引いて自分を見つめてみてください。

仕事をやめて社会とのつながりが無くなったら、自分に自信が持てなくなって不安なのかも。初めての妊娠で生まれた後も親になることが不安なのかも。

 

犬は鏡のように人の精神状態を察知してふさわしいと思える行動をとります。その精神状態の理由は人それぞれ、さまざまであるはず。

そちらの問題に向き合って自分が何をすべきを考えてみることです。難しい場合はだれでもいいので客観的な意見をしてくれる人に相談しましょう。

 

大丈夫です。わんこが家にいてもいなくてもそんな風に悩むことは普通のこと。生きていれば誰でもいろんな環境の変化を体験し、悩みながらも柔軟な対応を学んでいくのです。

わん太わん太

人間の悩みは複雑なんだね

犬と仲良く暮らすには。

わんこは家族です。家にわんこがいるあなたは幸せにならなければなりません。それはわんこのためでもありますが、なによりあなた自身のためです。

心穏やかに、わんこのリーダーとして毅然とした堂々とした態度で接することができるあなたが理想的。

 

そんな風にふるまえるようになった時、あなたにも自信がわいていることでしょう。

わんこに対する態度を変えればわんことの関係も変わってきます。心配しているわんこはそれほど過剰に心配しなくなり、ぴりぴりした空気を察して警戒を強めているわんこは安心して落ち着くでしょう。

 

わんこの世話からとにかく解放されたいのなら、1日2日、ペットホテルに預けてみてもいいかもしれません。

過度に自分を責めたりストレスをかけることから解放してあげましょう。とかく日本人は真面目で頑張りすぎな傾向があるもの。

 

まずはあなた自身と向き合って原因を見定めましょう。それがわかればわんこに対して元の愛情が戻ってくるでしょう。そばに寄り添うわんこに感謝の気持ちがわいてくるはずなのです。

最後に

いかがでしたか?

わんこ対してすごくイライラしたり、ムカついたりしている時、しつけがなっていないせい、犬がバカなせい、などと考えてしまいがちです。

しかし、だいたいの場合は他に原因があってそのはけ口として、一番弱い立場のわんこに矛先が向いているだけであったりします。

 

わんこがいなくなってから後悔するようなことがあっては自分を許せなくなってしまいます。わんこの生涯は短く、多くの飼い主はもっといろんなことをしてあげたかったと、亡くした後に思うもの。

それほどわんこの存在は私たち人間に近く、近すぎて見えにくい大切なもの。お互いに元気なうちに欠けがえのないパートナーであることを認識してほしいものです。

 

 

 

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