愛犬の吠える声がおかしい!犬も喉を痛めるの?それとも病気?

日頃から愛犬が吠えることに敏感な飼い主は多いものですが、この吠えるときの声や吠え方、鳴き方がいつもと違うといち早く気付くことができるのも飼い主です。

カラオケで歌いすぎて声が枯れてしまう人がいるように、犬だって吠えすぎて喉を痛めてしまうこともあるでしょう。

 

カラオケとは違い、そうした場合はなぜ吠えるのかを探り、飼い主として適切な対応をすることがとても重要。

吠えることがコミュニケーションを取る上で犬にとっては大事なツール。日頃からシチュエーションに応じて吠えさせないよう気を配る機会が多い都会の飼い主にとって、愛犬の吠え癖が悩みとなっているケースも。

 

ただ、通常の挨拶吠え警戒吠え要求吠えとは違う気になる吠え方、や鳴き方があります。気づいたら時は飼い主としてできるだけ早い判断と対応が求められます

まずは考えられる原因を詳しくみていきましょう。

わんこわんこ

ぼくの声に気付いて~

 

吠え方、鳴き方や声がおかしいときに考えられる原因

不安(環境の変化・心的ストレス)

引っ越しをして環境が変わったり大切な人を失ったりすると、わんこは精神的に不安定となり、いつもと違う鳴き方をすることがあります。

環境がかわってしまったこと、大好きな人がそばにいないことはわかるものの、その理由についてはいくら人間のことばで説明したとしても理解することができません。

 

できるだけ一緒にいる時間を増やして遊んであげたり、愛犬のベットに大好きな人のにおいのするものを置いてあげたりしてみましょう。

あなたとの信頼関係を強くしていくことでだんだんと安心感が募り、こころが安定していくことでしょう。

老化

わんこも歳を取って老いていきます。年齢的に老犬(シニア犬)であれば、認知症や嗅覚や聴覚の衰えが原因で飼い主の存在が感じられずに不安になって鳴くことがあります。

人の気配なく触れられて驚いて吠えてしまうこともあるでしょう。夜眠れないほど鳴いたり吠えたりするようになったら、獣医師に相談してみましょう。

病気・けが

病気やけがといった、自分の体になんらかの違和感や痛みを感じて鳴いていたり吠えて訴えている可能性もあります。

どこか痛そうにしているところがないか、抱き上げたときの様子や歩く様子などまずはくまなくチェックして可能なら獣医師の診察や健康診断などを受診しましょう。

 

原因が早くわかれば対応も早くできます。悪化させないことも大切なのです。

気管支炎・気管虚脱

気管支が慢性的に炎症を起こしてしまう病気で、咳や呼吸が荒くなるなどの症状が見られるでしょうか?同時に鳴き方がおかしくなったり咳をしていたり。

喉を詰まらせるような仕草をすることもあります。特に老犬であれば注意深く観察し早めに獣医師の診察を受けましょう。

 

また小型犬におおい傾向がある気管虚脱。お散歩で引っ張り癖のあるわんこならこちらも疑ってみましょう。

こちらの記事が参考になります➡ 「犬の散歩中、引っ張るせいで咳が。これって大丈夫?」

ケンネルコフ

ケンネルコフとは、人間の風邪のような症状が起こる病気で、咳がでたり発熱したりする伝染性気管支炎で呼吸器感染症のこと。

その症状を引き起こすウイルスに混合感染してしまったら、症状が非常に重くなってしまい危険です。

 

老犬だったり、体力の低下して弱っているわんこが感染してしまうと、高熱を伴い肺炎までも併発してしまいます。死に至るケースもあり危険の場合も。

風邪かな、などと侮ることなく素早く対応しましょう。基本的にワクチンを接種することで防ぐことが可能です。

 

体力のある若いわんこなら自然治癒もあり得ますが、症状が重い場合には早めに獣医師の診察を受けましょう。

骨折・脱臼 

お散歩のあとに急に鳴け叫ぶようなら、関節の脱臼や骨折について疑いましょう。ダックスなどは体形から腰が弱い傾向にあります。ヘルニアであれば早期の対応が大切です。

ヘルニア

ヘルニアの場合、早期発見・早期治療が大切です。最悪の場合、下半身が麻痺して動けなくなってしまうこともあるのです。

腰の弱い犬種であれば、ヘルニアを予防するために腰に負担がかかるような行動(運動)をしないよう注意してあげましょう。

階段の上り下り、少し段差のある家具に飛び乗ったり飛び降りたりするような動作は、化膿なら子犬の頃からさせないように、十分注意してあげましょう。

 

わん太わん太

早期発見、早期治療!

飼い主にできること

日頃から愛犬の健康管理はしっかりされている飼い主が多いことと思いますが声や鳴き方吠え方に少しでも異変があれば、その症状に注目するとともに、その他の様子もしっかり観察し忘れないよう記録しておきましょう。

食欲はどうか、痛そうな体の部位はあるか、熱があるか、水を飲む様子はどうか、どのくらいの水を飲んでいるか、咳はするか、呼吸の様子はどうか。

 

いつもと違うこと、急に変わったことなどがあれば詳細に記録しておきましょう。獣医師の診察を受けたときに細かくお話することで適切な対応やアドバイスを受けることができますよ。

その他、お部屋の気温や湿度に気を配ってあげましょう。喉の状態によって呼吸がしづらい時は、乾燥しないよう加湿器をつけたり、高温多湿の時期であれば除湿、過ごしやすい環境にしてあげましょう。

 

体のどこかしらに痛みある場合は、触ろうとすると嫌がって神経質噛むこともあります。抱き方によってはさらに痛い思いをさせてしまうかもしれません。

抱くのをやめてブランケットや毛布、バスタオルなどで包むようにして移動させてあげるなど、工夫しましょう。

最後に

 

いかがでしたか?

かけがえのないパートナーに異変があったとき、できるだけ早く気付いて精一杯の対応をしてあげたいもの。

 

一緒にいる時間を密にして、コミュニケーションをしっかりとっておきましょう。わんこは一番信頼の寄せる人になんらかの異常を訴えてくるもの。

あなたに向けられた声をしっかり聴いてあげてくださいね。

 

 

 

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