うちの犬はお散歩から帰るとぐったりして寝ることが多いのですが、疲れて寝るのはお散歩が長すぎるのでしょうか?嬉しそうに公園では走り回ってたんですが。。。
適切なお散歩時間を見極めるのはなかなか難しいもの。小型犬・中型犬・大型犬と犬の犬種やサイズによって目安となるお散歩時間はありますが、一口に時間で測れるものではありません。
時間ではなくお散歩内容によっても全く違ってくるもの。小型犬でもエネルギッシュで元気な犬種は大型犬なみに時間をかけても疲れた様子が全く見られなかったり。
反対に大型犬でも気性の穏やかな犬で、体が大きいだけに持久力がなく短時間でもすぐに疲れてしまうわんこもいます。
年齢についても考慮が必要。子犬のうちに激しい運動をすると自分の限界がわからずに走り続けてしまう可能性があるためよく見てあげる必要がありますし、反対に老犬になるとそれほど長時間のお散歩は必要なく、長すぎると負担になります。
お散歩内容や時間については、あなたのわんこに最適なお散歩について考えてあげましょう。お散歩後のわんこの様子は判断基準のひとつ。愛犬をよりよく知ることが飼い主にとって一番大切な任務なのです。
いっぱい走ってにおいをいっぱい嗅いだよ~♪
適度なお散歩時間と運動量とは
毎日のお散歩は、犬にとって大切な時間。外で見る風景やにおいがわんこの好奇心を満たし脳へのよい刺激となるだけでなく、ストレス発散や運動不足の解消となります。
さらに飼い主のあなたとのコミュニケーションの時間ともなり、愛情を感じることでわんこのこころが安定します。それだけにわんこはこのお散歩をとても楽しみにしているのです。
わんこによって、おもいっきり全身をつかった運動が必要なこもいれば長く歩く有酸素運動で十分なこもいます。
飼い主のペースで歩くリーダーウォークに加え、わんこが自由に好奇心を満たす時間もつくってあげましょう。
運動量の必要なわんこなら公園やドッグランでボール遊びや他のわんことの交流で本来の犬らしい動きができる時間も作ってあげましょう。
愛犬にとって理想的なお散歩とは
野生のころの習慣であれば、体力温存のため昼間に眠り夜に狩りに出かけていたでしょう。縄張りを確認することも日課となっていたはず。
群れで活動する野生の犬たちは集団でコミュニケーションをとりつつ、狩りでは思いっきり走り報酬として食事にありつきます。
このライフスタイルは人間の生活リズムに合わせることで随分変化しましたが、参考にすることで理想的なリズムを知ることができます。
縄張りの確認と狩りが、現在のわんこにとってのお散歩と運動にあたります。帰宅したら食事をとって眠るという流れが理想的でしょう。
心地よく体に疲れを感じ、食事でおなかが満たされたら穏やかな時間を過ごします。お散歩から戻った後も遊んでほしいと元気な様子なら十分に発散できなかった証拠。
運動量を増やすか、好奇心を満たす時間が足りなかったかどちらかを考慮すべきです。おもちゃの中にフードを隠して頭を使わせる遊びを取り入れると、脳が活性化して満足感を得られます。上手に取り入れることもおすすめです。
反対に呼吸があらく、ハッハッと短い息遣いをしているようならしっかり疲れています。万が一歯茎や舌の色が紫色になっていたら疲れすぎで危険な状態。
気温についても注意しなくてはなりません。どちらかというと寒さに強く暑いのが苦手なのがわんこです。気温によって体力が消耗するので夏場のお散歩については注意しましょう。
わんこそれぞれの適量の運動とお散歩時間を見極め、ベストな状態を保つことが理想的。お散歩内容は同じではなく変化させる方がいいでしょう。
運動中やお散歩中のわんこの様子はよくよく観察しましょう。
お散歩も楽しんだし、おなかもいっぱい。満足、満足!
犬の睡眠について
本来夜行性であった犬は昼間に寝ることが普通。愛犬が寝てばかりいるように見えても通常はなんの心配もありません。
夜に活動するので、昼間は体を休めて体力を温存しようとする習性のなごりです。人間の睡眠時間が6~10時間程度なのに比べて、犬は平均15時間程度眠ります。
人間の赤ちゃんと同じように犬も子犬の方がたくさん眠り、平均して18時間以上。また老犬は体力が落ちているので、同様に18時間以上寝るようになります。
こんなに長く眠るのにはわけがあります。人間と同じように眠りにの種類はふたつ。浅い眠りである「レム睡眠」と深い眠りの「ノンレム睡眠」です。
「レム睡眠」の時は、体は眠っていて脳が起きています。ちょっとした物音にも反応して起きることができる状態。「ノンレム睡眠」は頭も体も眠っている深い眠りです。
眠っている間にこの2種類の眠りを繰り返し、体力が回復し起きている時に得た情報が脳の中の記憶として分類・整理され、心が整うのです。
犬の場合は、ノンレム睡眠がとっても短い傾向にあります。睡眠時間の8~9割がノンレム睡眠であると言われています。つまり犬は睡眠が浅い傾向にあり質が悪いということ。
長い睡眠時間を必要とするのはこうした理由からです。わんこが眠る姿勢も床にうつ伏せであることが多いもの。
これは起きてすぐ立ち上がれる姿勢。身の危険があれば寝ていてもすぐに起き上がり動くことができる体勢なのです。
人間の暮らしに慣れた家庭犬は、仰向けや横向きに無防備に眠っていることもあります。これはすごく安心してぐっすり眠っている状態。
幸せそうなわんこに癒されつつ、そっと見守ってあげるのがいいでしょう。あなたのそばで安心しきっている証拠なのです。
最後に
いかがでしたか?
お散歩と睡眠は無関係ではありません。十分に満足感を得た後の安心しきった寝顔は飼い主にとってのご褒美。愛おしさはこの上ないですね。
わんこ好きの名言がありました。人にとって犬が人生のすべてということではないが、犬は私たちの人生のすべてを満たしてくれる存在であると。
愛情をかけてあげれば、わんこは絶対にあなたを裏切りません。無償の愛情で応えてくれます。その証拠に無防備な寝がお。最高の時間ですね。
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