楽しいはずのお散歩。他の犬に吠えるのをやめさせたい!

愛犬のお散歩。あなたも飼い犬を連れて外に出るのを楽しみたいですよね。でも、散歩中の他の犬に吠えるのだけはストレス。どうしてもやめさせたい行動のひとつです。

同じ犬なのになぜ友好的にできないのか、ご近所さんにも嫌がられるし、あなたとしても肩身の狭い思いをしていること思います。この散歩中に他の犬に吠える行為はなかなか修正が難しいのです

 

子犬のころからしつけておくのが理想的ですが、おとなになったわんこでも、しつけ直しは可能です。まずは飼い主であるあなたが根気よく焦らずわんこに付き合う覚悟を決めましょう。

言葉が通じないわんこに「人間社会のいい、悪い」を伝えるのは難しくて当然。決して諦めず根気よく正しいしつけをしていけば、お利口なわんこになってくれます。それでは詳しく見ていきましょう。

 

なぜお散歩中だけ?!他の犬に吠える理由とは?

愛犬がお散歩中に他の犬に吠える理由
  • 怖いから吠える(自分や飼い主を守るため。相手を威嚇するため。)
  • 自分の方が強いことを主張するために吠える(相手を威嚇するため。縄張りを主張するため。)
  • 興奮してとにかく吠える(遊びたい。嬉しい。)

お散歩は犬にとって最大の楽しみであり、大好きな飼い主と一緒に過ごせる大切な時間でもあります。お散歩は飼い主にとっては日常で愛犬とコミュニケーションをしっかりととる絶好の機会。しかもリーダーとしてのあなたの真価もわかります。

日頃から主従関係、信頼関係が微妙である場合、お散歩がわんこにとって「自分のお散歩にあなたが付き添って付いてくるもの」という認識になってしまいます。

 

そうなると、わんこがリーダーを務めることに。先頭を歩き、危険なにおいがすれば威嚇しあなたを守ろうとするでしょう。これはわんこにとってはストレス。しかも飼い主の本分はどうなってしまったのか?

あるいは、社会性のないわんこは他の犬に慣れていません。そのため、他の犬とどう接していいかわからず不安で吠えかかることもあります。

 

不安を覚える場合のみならず、他の犬に過度に興奮してしまうことも。不躾に上下を確認する行動(飛びつき)に出ようとリードを引っ張ったり、遊びたい衝動を抑えられない様子を示したり。

慣れ親しんだお散歩道を自分のテリトリーと認識し、よそ者(他の犬)に威嚇するケースも。その場合、新しい散歩道を開拓したり、見知らぬドッグランなどに足を運んでみて、愛犬の様子のちがいを観察してみましょう。

 

わんこわんこ

歩くのをやめてジョギングに変えるのもオススメ♥

他の犬に吠えるのをやめさせる3つの方法

他の犬に吠えるのをやめさせる方法(その1):回避する

お散歩中に他の犬に出くわした時、一般的な方法が目線を合わさせずにやり過ごすということです。わんこ自身がこれができるようになればベストな状態。

あなたは飼い主としてまず、わんこの視界を遮ってしまいましょう。他の犬をみて吠えようとするとき、まずわんこは立ち止まって構えるはず。吠える前にわんこの前にでて立ちふさがり、まずは視界を遮ります。

 

「おすわり」のコマンドを出したり名前を呼んで注意を逸らす、あるいは抱っこして立ち去ることができればそれも有効な手段。してはいけないのは、「やめなさい」「うるさい」などと怒鳴ったり、大声で叱ったりしてしまうとさらに興奮することに

吠えずにいられたら、褒めてあげてください。おやつをあげて「吠えずにいたことで良いことがあった」と思うようにもっていきます。

 

向こうから他の犬が気かづいてくるのに気づいたら、わんこに「おすわり」を指示。視線をはずさせて、吠えずに大人しくやり過ごせたら褒める。繰り返すうちに、おすわりしてやり過ごすと褒めてもらえることを覚えます

今回のケース以外でも褒めて適切な行動が何かを覚えてもらうのが一番いいしつけ方。基本の考え方だと認識しましょう。わんこがあなたの指示に従ういいこになるとあなたの自信ともなるでしょう。

他の犬に吠えるのをやめさせる方法(その2):社会性を身に付ける

子犬のころにたくさんの人に接することなく、ほとんど犬と出会わずに過ごしてしまったわんこは社会性に乏しく、知らない人や犬とどのように接していいかわからないもの。

人見知り?か犬見知りの状態。わんこが慣れないことに不安を覚え緊張してしまうのは当然のことです。心の安定した従順な他のわんこに協力してもらい、犬同士を会わせて練習させてあげましょう。

 

あなたのわんこが吠えてしまっても、相手にしないでいられる落ち着いたわんこが理想的。真正面から向かっていくことは敵対を意味しますが、友好的な挨拶をする犬の場合は、側面から近づき顔のにおいを嗅ぎます。

この行動ができるかどうかはそういうものだと知っていなければなりません。飼い主同士が挨拶してお互いが敵ではないことを見せると同時に、連れている犬も敵ではなく大丈夫な存在と認識できるよう慣れさせていくのです

 

子犬のときに犬がたくさんいる場所に連れて行くと、犬たちに囲まれてにおいを嗅がれまくるという経験ができます。人がたくさんいる場所にも連れていき慣れさせること、社会化させておく一番の近道です。

成犬になってからだと非常に根気が必要。じっくりと愛犬の様子をみつつ徐々に徐々に慣れさせてあげましょう。

他の犬に吠えるのをやめさせる方法(その3):あなたとの信頼関係をダイヤモンドにする

あなたの愛犬が飼い主であるあなたをリーダーと認めて信頼をよせていると、お散歩は劇的に変わります。あなたの横かやや後ろをあるき、常にあなたに目線をおくるのが理想的なわんこの姿。

あなたが自分を守るゆるぎない存在であると信じているわんこは、お散歩中に緊張して周囲に警戒することなくリラックスしてお散歩を楽しむことができるのです。

 

犬がとる行動はすべて犬なりの理由があり、犬として生きるための自然な行動。それを「よい行動」と「問題行動」に分けるのは人間社会で決められた人間の都合によるものです。

なので、犬の行動を「だめな行動」つまり問題行動として注目し叱ることよりも、「よい行動」の方に注目して褒めて伸ばしてあげる方がいいのです。

 

服従と聞くとなんだか偉そうで犬を見下している印象を受けるかもしれませんがそうではありません。人間と犬が良い信頼関係を築くことは一緒に仲良く暮らすために非常に重要。

トレーニング経験済みかもしれませんが、もう一度基本にかえり再び服従訓練を実施し、より良い信頼関係を築いてください。褒めてもらってお散歩を楽しめると心が安定して不安や恐怖から他の犬に吠えることはなくなるはず。

 

以前にトレーニングしていたしたら再度基本にかえって訓練しましょう。服従訓練によるしつけを通して、あなたと愛犬の信頼関係をますます強固にいたしましょう。

 

わん太わん太

信頼で結ばれた僕たちは人生のかけがえのないパートナーなんだ

最後に

いかがでしたか?

犬にとって「吠える」ことは大事なコミュニケーションツール。吠えることをやめさせるために手術で犬の声帯をとってしまう飼い主も残念ながら存在します。

人間の勝手な事情で声帯を奪われたわんこ。それでもそのわんこは出ない声で吠える動作はし続けます。犬好きなあなたなら胸がしめつけられるはず。

 

でもそんなことをしなくてもきちんとしつけを行い信頼関係を構築することで、人間も犬も幸せに仲良く暮らせるのです。そんな不幸なわんこを作らないためにも、適切なしつけを学び実施していきましょう。

わんこを幸せにできるのは、他ならないあなたなのですから。

 

 

 

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