愛犬の散歩、左右の位置はどっち?リーダーウォークとしつけについて。

愛犬とのお散歩のとき、わんこの位置は左側が基本だったり、右側通行だから右側がよかったり、いろいろ聞きますがどっちがいいのでしょうか?

そういえば盲導犬は飼い主の左側をぴったりと引っ付くように歩きます。しつけ教室でも基本として左側につけるよう教わるはず。

 

しかし日本の道路は車が左側通行で、歩道が右側にあり、飼い主が車道側を歩くと右側にわんこがいた方がよかったりします。

他の歩行者とすれ違う場合は、左側がいいのですが。。。

わんこわんこ

右?左?あれれリードがからまっちゃった

 

愛犬のお散歩位置、飼い主の左右どちらがいいの?

結論として、ドッグショーなどに出場することのない普通のわんこはどちらでないとだめということはありません。

どちらかというと、ケース バイ ケース。状況に応じて左右どちら側にもつけるようにしておくのがベストです

 

飼い主の横に来るようにしつける「つけ」を教える時に、両側を教えておくと便利。「右につけ」「左につけ」など、同じコマンドで覚えさせましょう。

ドッグスクールやしつけ教室で左側につくよう教わるのは、西洋の軍隊で行っていた訓練の名残。

 

右側に銃を持っていたため犬は左側とするのが自然だったのです。日本に犬の訓練方法が入ってきたとき、そのまま採用されました。

競技会では課目に犬が左側歩くと定められており、ドッグショーでは審査員の配置や視界を考えると左側につくのがよいのです。

 

一般道では車の運転手から犬が見えにくいため、飼い主が車道側を歩いている方が安全。しかし犬嫌いの人とすれ違う場合は、飼い主がすれ違う側にいた方がいいでしょう。

つまりどんな道をどの時間帯に歩くのかによって全く違ってくるのです。コマンドですぐにわんこをその時の適切な場所に配置させられるといいでしょう。

 

また犬にも右利きと左利きがあり、右利きの犬の方がやや多い傾向が。わんこの右側に飼い主がいた方がわんことしては意識しやすく、アイコンタクトもスムーズであるとも考えられます。

愛犬に飼い主の横を歩かせる「つけ」について

愛犬に「つけ」を教えましょう。日常の訓練として遊びをとおして覚えさせます。最初は室内でリード無しで、わんこの好きなおやつを準備してやりましょう。

おやつは小さく刻んでおくと回数稼げて便利。肥満予防に一日の摂取カロリーの10%以下にとどめましょう。

 

おやつを使うとわんこも喜びます。わんこの鼻先に小さく切ったおやつを持っていき、においを嗅がせ欲しそうにしたら訓練スタート。

おやつを持った手でわんこの鼻先(歩きやすい高さに注意)から上手に誘導し、後ろをまわってUターンさせ、自分の左側にくるようにします

 

前に出ていたら後ろに下がらせ、一緒に並んで歩く位置にきたら「左側につけ」とコマンドを言って、褒めてあげおやつをあげます

「つけ」の位置は前すぎると蹴飛ばしたり足を踏んづけたりしてしまうかも。やや後ろでもいいですが、アイコンタクトの取れる真横がお勧めです。

 

次にリードを付けて室内での訓練をしましょう。右手にリードを持って左手におやつを持ちます。わんこを左側におすわりさせて、「よし、行こう」などと声をかけて出発します。

わんこが先へ歩いてしまったら、あなたは立ち止まりリードを保持。リードが緩むようにわんこが戻ってきたらおやつで誘導し、後ろを通ってUターンさせ左側につくようにします。

 

あなたの真横まで来たら、「左につけ」とコマンドを言って褒めておやつを与えます。わんこが戻ってこない場合は名前を呼んでもOK。

最低5回ぐらい繰り返し、これを1タームとして一日3回程度が目安です。左側ができたら右側もやりましょう。根気よく焦らず、楽しんでやることが大切

わん太わん太

横に並ぶと褒めてもらえるの

「つけ」が基本のリーダーウォーク

「つけ」ができたらリーダーウォークの練習をしましょう。お散歩でこれができればわんこの安全を難なく確保でき、あなた自身もお散歩が楽になります。

うごく物体に反応しやすいボーダーコリーなどの犬種に限らず、車に向かって突然走り出したり、走る子供に飛びかかったりする可能性を減らせます。

 

リーダーウォークはリードで愛犬の動きを制御するための方法。あなたより前に出ようとした時にすかさずリードを引いて「つけ」の位置まで戻るようにする歩き方です。

お散歩の仕方ではありますが、その意義は深く、わんこにあなたがリーダーであることをしっかり認識させることができます。

 

引っ張り癖のあるわんこにも効果的。引っ張り癖のあるわんこはそもそもリーダーの認識が逆転してしまっている可能性もあります。しっかり訓練しましょう。

意思の伝わりやすい首輪やハーネスを利用すると効果が早くでます。首が弱い犬種に強いショックを与える方法はお勧めしません。

 

リードを引っ張ると不快だなと感じるようにし、わんこ自身が不快が生じない位置を探してあなたの真横に来る時が褒め時

その決定的な瞬間にほめ言葉をかけてご褒美。おやつばかりで肥満が心配な場合は撫でたり声をかけることでも代用できます。徐々におやつの回数を減らして、褒める動作に変えていきましょう。

 

わんこが徐々に、あなたの横にぴったりと寄り添って歩くとご褒美がある、褒めてもらえると学習することでリーダーウォークが定着していきます。

犬の集中力はせいぜい15分程度。苦痛にならないよう中断して別の時間帯にするか翌日にしましょう。楽しんで行うのが一番です。

最後に

いかがでしたか?

お散歩はあなたとわんこの大切な時間。様々なお散歩コースを楽しむためにもしつけが重要なカギを握ります。

安全に快適に毎日のお散歩を楽しみましょう。その時間がふたりの信頼関係を強くし、喜びと幸せを実感させてくれることでしょう。

 

 

 

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