愛犬の散歩を早朝に。犬の散歩時間帯は気温も考慮すべし。

愛犬のお散歩を早朝にしてみるってどうでしょう?

基本的にお散歩の時間帯については考慮すべきポイントを押さえて考えれば問題ありません。ポイントというのは、季節、気温、人通り、環境、好みです。

つまりまず第一に季節によって変化する気温。気温については飼い主の采配では変化させることができません。

 

つぎに環境。飼い主をとりまく環境や生活のリズムによってお散歩が可能な時間帯はかわってきます。それに合わせたベストな状態でお散歩習慣をつくりましょう。

お散歩コースについても時間帯を変えるだけで、様子が変わります。変化を楽しめることもお散歩の醍醐味。詳しく考察してみましょう。

わんこわんこ

においの変化は敏感にキャッチ

 

愛犬のお散歩を早朝にするメリット

わんこのメリット

季節を感じながらお散歩することはわんこにとってもいい刺激。同じお散歩コースでも時間帯を変えるだけで違って見えたり、嗅覚の発達したわんこであればにおいも全く違ってきます。

とくに夏場の日中の温度は「猛暑」「酷暑」と表現されるように人間にとっても殺人的な暑さ。ましては犬は被毛に覆われており、どちらかというと寒さにつよい体の構造をしています。

 

体内の温度を逃がすのも人間ほど優れておらず、体温調節のために積極的に発汗するのは足の裏ぐらい。

上昇した体温をさげるために舌に血流を集めてはぁはぁ呼吸(パンティング)したり、比較的被毛の薄いお腹をつめたい石の地面にくっつけたり。

 

夏場の散歩は一日で一番気温の低い早朝日の出の頃にするのが理にかなっています。焼けるような温度のアスファルトで肉球を火傷する心配もないでしょう。

また紫外線が一年でもっとも強い春先。まだ日差しの弱い早朝にお散歩することは、人間に比べて白内障になりやすいわんこの眼にもやさしいので、浴びる紫外線の量を少しでも減らす効果があります。

 

秋冬ともなると日の出の時間が遅くなり、早朝はまだまだ暗いもの。わんこの目は人間ほど見えていないと言われておりますが、明るさがわずかでも物の輪郭をはっきりと理解できる構造になっています。

犬種にもよりますが、光を増幅する細胞層が網膜の裏にあり暗闇でも人や物をはっきりと判別しています。一緒に歩くとこの違いがわかっておもしろいですよ。

飼い主のメリット

早起きは三文の徳です!

人間の脳は朝、もっとも集中力を発揮すると言われています。愛犬のお散歩を利用して朝から行動するのはいかがでしょう?

 

早朝の運動(愛犬とのお散歩)から始めれば朝の時間帯に集中力を発揮して、仕事を片付けたり、勉強したり。効率がよく生産性もアップします。

お散歩のような何気ない行動によって、活気的なアイデアが浮かぶことがあります。忙しい時間帯には決して思いつかなかったりするアイデア。気分転換の効果です。

 

リフレッシュできることもメリットの一つですが、運動ととらえるとダイエットの効果も期待できます。

あなたのわんこが運動量を必要とする犬種であれば、朝のお散歩をジョギングにするのもいいでしょう。

 

お散歩と聞いてわんこが喜ぶ姿を朝からみることもとても癒されます。早起きをして何かをしようと決意しても自分ではなかなか続きませんが、わんこがウキウキと嬉しそうなのが飼い主としてもうれしくて、お散歩という行動を継続させるといったデータもあります。

あなたとわんこの共同作業。メリットを十分に生かして、ふたりの健康ライフを実現させましょう。

わん太わん太

一緒にお散歩に行くのが一番幸せな時間♥

早朝のお散歩 気を付けたいこと(しつけ)

早朝から活動することは、朝の静まり返った空気を壊すことにもなりかねません。一番気を付けたいのは、ご近所の迷惑となる騒音を発生させること

早朝からお散歩させる飼い主は上手にしつけができておらず、飼い犬が吠えるので仕方なく散歩に連れて出てきた人も多くいます。

 

人間は同じ時間に行動を習慣化させることで健康なリズムを作ることができるのですが、わんこの場合は、定刻のお散歩を覚えてしまうとお散歩前に吠えるようになってしまいます。

野生時代からの犬の習性として、日の出の頃はとても活動的になる時間帯。お散歩が大好きなわんことしては楽しみで仕方がありません。

 

飼い主のあなたにお散歩の時間を吠えて伝えるようになってしまいます。最初は伝えるつもりで吠えたものが、吠えるとお散歩に行けるといった報酬を得ることで「要求吠え」と言われる問題行動に発展してしまうのです。

早朝から吠えるとご近所にとても響きます。隣人の安眠を妨害してしまうことでしょう。苦情にもつながりますし、その後の問題行動を助長するきっかけとなっては大変です。

 

お散歩の前に過度に興奮させない、要求吠えには決して応じないことを日常のしつけにとりいれなくてはなりません。

お散歩を定刻の行動習慣としないことも念頭においておきましょう。吠えはわんこにとって意思伝達の手段。ご近所迷惑といった人間の事情を理解することはできません。

 

吠えるといいことが起こらないこと、興奮しているとお散歩にいつまでも連れて行ってもらえないこと、などをわんこに覚えさせること大切。

これは意地悪ではなくあなたとわんことの関係を正常な状態にしておくということ。非常に重要なことなのです。

 

お散歩ではリーダーウォークをしましょう。リーダーウォークは主従関係を再認識させ、信頼関係を強固にしていきましょう。

最後に

いかがでしたか?

日常のお散歩タイムを変化させることで考慮すべき様々なことが起こります。暗い道を歩く場合は、あなたとわんこ両方に暗闇対策を施し、懐中電灯なども持ちましょう。

 

早朝のお散歩は比較的車通りも人通りも少ないものですが、お散歩している愛犬家はよく見かけます。正しいしつけをベースに、健康的なお散歩を楽しんでください。

 

 

 

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