愛犬のお散歩の時間がなかなか確保できず、深夜になってしまう。夜中にお散歩に連れ出すのは果たしてわんこにとって問題ないの?
忙しいスケジュールの中、毎日のお散歩時間を確保するのは結構大変。季節によっては夕方のお散歩はもう暗い。それなら深夜でも変わらないだろうか?
どんな時間であったとしてもわんこはお散歩を喜びます。あなたとの貴重なコミュニケーションの時間としてしっかり機能することでしょう。
しかし真夜中にお散歩に出かけるなら、いろいろと注意した方がいいこともあるのです。詳しくみていきましょう。
夜のお散歩も楽しいよ
愛犬にとって夜中の散歩は
祖先がオオカミである犬は本来夜行性の動物。夜になると活動を始め、狩りをしていました。昼間はのんびり寝ていたはず。
現代で犬は人間と共同生活を送っているため、昼間に起きていて夜に寝るように合わせて暮らしています。
わんこにとって時間帯だけを見れば、それほどおかしいことではありません。どうしてもお散歩時間を確保するのが難しい場合は、散歩に行かないよりは深夜でも行ってあげたいですね。
この時間帯のお散歩だと、通りに人気はあるでしょうか?人とすれ違ったり他のわんこと交流することもお散歩の楽しみのひとつ。
他のわんことのふれあいは社会性を身に付ける上で重要な役割を果たします。大人しくすれ違うことができるかしつけるチャンスでもあります。
公園などでリードを長くして走らせるにも注意が必要。他のわんこがいないため思いっきり利用できますが、いないということは交流もないということ。
他のわんこに出会った時にどんな風に挨拶するか、上下関係についての学びがあったり、目線の送り方で相手のわんことやり取りをする、そんな機会が全然ありません。
休日などお昼間に時間をとって、こうした機会を作ってあげましょう。しっかりとした社会性を身に付けておかないと、問題行動を引き起こすかもしれません。
慣れないことが起こったとき、例えば日常的にありうることですが家に来客があった際に異常に興奮して手が付けられなくなったり、他の犬に出会ったら吠えたり飛びかかったりするようになるかも。
お散歩として休日は昼間に時間をとってあげたり、遠出をしてしっかり交流できる場所、たとえばドッグランや大きな公園などに連れて行ってあげるのもすごくいいことです。
近所にすむわんこは顔見知り
また夜道は暗いので、道端になにがあるかあなた自身見えにくいというデメリットはあります。わんこが何かに近づいたときにいち早く気付いてあげたいですが、夜だと難しくなります。
常に懐中電灯で照らしたりして神経をつかうでしょう。排泄したらマナーとして拾って持ち帰らねばなりませんが、草むらが暗闇で見えにくいということはあるはず。
あるいはわんこが口に入れてしまった場合に、気づくのが遅くなったりそもそも口に入れたかどうか判断することが難しいでしょう。
星空をながめながらのんびり歩く、平和なお散歩が理想的ですが夜中ならではデメリットは把握しておいた方がいいでしょう。
深夜の散歩の危険性
- 車
- 犯罪者とその予備軍
- 落ちているもの
夜なので人通り以外にも車通りが少ないといったことはあるでしょう。しかし夜の運転はそれでなくてもドライバーにとって視界が悪い。
特に四つん這いで歩くわんこは高さが低いので見えにくいですが夜はほとんど見えません。運転手はヘッドライトの先しか見えないことに加えて、黒い犬ならほとんど見えないはず。
あなたのことは避けたとしてもわんこを引いてしまう可能性は高くなります。あなた自身もできるだけ、車から見えるような色の服装をして交通事故を予防すること。
車が少ないことをいいことに、飛ばして走る無謀な車もいますし、あってはなりませんが酒酔い運転がないともかぎりません。
暗闇対策は必須。服装や持ち物が光ったり、ヘッドライトを反射するものを身に付けましょう。私ならわんこの全身をビカビカ光らせたいところ。
あなたとわんこ、ふたりともにこの対策は必要です。今は犬グッズも豊富にありますので、対策は万全にしておきましょう。
もうひとつ夜道で危険なのは車だけではありません。変質者や異常者が夜の公園などにひそんでいることがあるからです。
毎日同じ時間に通るなら待ち伏せされないとも限りません。特に女性の一人歩き、わんこもいますがよほどの優秀な番犬であればともかく、小型犬だと全く効果ありませんので、細心の注意が必要です。
つけられて自宅を知られることも考えらえます。男性であっても悪い若者が集団でお小遣い稼ぎに襲う事件も発生しています。
地域や環境にもよりますが夜はとりわけそうした危険があるということを十分注意し、あなたとわんこの身を守るための防犯対策もしっかりいたしましょう。
最後に
いかがでしたか?
安全な地域で道路がクリーンであれば、夜中のお散歩も全く問題ありません。夏場などは昼間にアスファルトの温度が異常に上がっているため、夕方はわんこの足にとても危険。
火傷の可能性もあります。そんな場合は気温が落ちてから、地面の温度がおさまった夜や早朝にお散歩しなくてはなりません。
飼い主として考えてあげることがいろいろあって大変。ですが愛犬とのお散歩タイムはあなたとわんこのかけがえのないコミュニケーションの時間。
日頃のしつけの効果をみることもできる貴重な時間です。夜であっても愛犬のために時間をとってあげましょう。
そして安全対策は万全に。ふたりの健康と幸せを応援しています。
もしよろしければ、ブログランキングの応援をお願いいたします。