愛犬が吠えることで悩む飼い主は多いもの。帰宅時に激しく吠えるなら、帰宅の遅い家族がいるとご近所から苦情が来ないかヒヤヒヤ。。。
焦ってやめさせようとしてもなかなか言うことを聞いてくれません。こんなときはどうするのがいいのでしょうか?
わんわん、誰か帰ってきたよ~
帰ってきたとき吠える犬の心理
家族とわんことの関係性で吠え方もいろいろあります。家族みんなだれが帰った場合でも吠えるケースと、特定の家族だけ吠えるケース。吠える人と吠えない人がいるケース。
帰宅時に吠える、いわゆる「帰宅吠え」をするわんこの心理としては大きく2つあります。
ひとつは帰ってきてうれしいという喜びの挨拶をしている場合。わんこにとってご近所迷惑などといった事情は理解できません。
素直に吠えるというコミュニケーション手段を使って、「おかえり」「待ってたよ~」と表現しているのです。
吠えるしぐさは飼い犬としても野性味のあって本来の犬らしさを感じます。広い敷地で番犬として飼っているなら、喜びの挨拶はのびのびとさせてあげたいところですが、都会で暮らす場合は残念ながらそういうわけにはいきません。
吠えるより吠えないでいる方を積極的に褒めてあげることで、吠えないしつけをする必要があるのです。
また帰宅吠えのもうひとつの心理は、縄張りに対する警戒吠え。日頃からわんことのコミュニケーションはとれているでしょうか?
飼い主であるあなたとわんことの信頼関係が構築できておらず、わんこにとって警戒の対象になっているかもしれません。
わんこにとって安心できる信頼にたるリーダーとなっていないことが原因。一から関係構築のための時間をしっかりととってわんこに向き合いましょう。
家族のなかで吠える人と吠えない人がいる。違いは?
自分に対しては吠えないけど、なぜか主人が帰ってきた時だけ吠えるといった、吠える人と吠えない人が家族の中で存在することがあります。
あるいは、自分がわんこと一緒にいる時だけ吠えるといった、シチュエーション別に異なるパターンを示すことも。
そもそもめったに帰って来ない家族の場合、わんこが家族と認識していない可能性はあります。それであれば不審者と判断して吠えてしまうのは当然の行動です。
また家族という認識があったとしてもわんこが思う序列の中でわんこよりも下位の場合、力を示す意味で吠えてしまいます。
またあなたと一緒のときだけ、家族の帰宅時に吠える場合、わんこはあなたに家族の帰宅を知らせているか、あなたを守ろうとしている可能性があります。
この場合も序列としてわんこが一番上か、あるいはあなたの直下に位置していて、他の家族は自分より下であるという認識のはず。
権力関係を修正する必要があります。わんこは家族で最下層に位置するのが一番平和で理想的な構造です。
日々の対応の中でわんこに勘違いさせてしまう行動をとっていないか、振返り修正していきましょう。
帰宅吠えをやめさせる飼い主の心構えとは。
わんこが激しく吠えるなら興奮しやすい傾向があります。落ち着きがないわんこはちょっとした気配や音に反応しよく吠えるものです。
あなたにとって、理想的なわんこの姿はどんな感じですか?
理想のわんこ像を想像してみましょう。
- 落ち着いていておだやかな表情。
- びくびく怯えたりせずに堂々とリラックスしている姿。
- 安心してのびのびしており、家族団らんのほのぼのしたリビングに溶け込んでいる姿。
本来序列の最下層にいると認識しているわんこは、家族が集まっているリビングに気が付くとそばでくつろいでいたりします。
リーダーである人物がバタバタとしていて落ち着かない様子なら、わんこもそわそわしてしまいます。あなたの役に立とうと思っているので何かしらそばについて手伝おうとするかもしれません。
犬というのはそれほど愛情深くて従順。大好きな飼い主が喜ぶこをしたいと常に思っているのです。健気ですね。
僕役に立てるよ!
帰宅吠えをやめさせるしつけ方法とは
まずは落ち着かせるように心がけましょう。撫で方についても、がーっと撫でまわすとわんこは嬉しくて興奮してしまいますが、穏やかにあごの部分や頭などを撫でてあげると落ち着いてうっとりした感じになります。
しつけの上手な飼い主は、まずは撫でるのが上手だといいます。褒めるときも上手に撫でる方法を使って興奮させないように心掛けましょう。
帰宅時に興奮して吠える時は、落ち着くまでかまわないでおくのが王道。帰宅を喜んでまとわりついていたとしても、何食わぬ感じで用事をします。
わんこが大人しくなったタイミングで優しく撫でて褒めてあげたり、ただいまの挨拶をしてあげましょう。
そうすると落ち着いていれば、あなたの方から挨拶に来てもらえるんだとわかるようになり吠えなくなります。
最後に
いかがでしたか?
どんな場合でもわんことの信頼関係の構築は必須です。安心感を与え、わんこをしっかりと守り育ててくれる存在であることが必要なのです。
日々の態度で愛情を上手に伝え関係を築くことと、人間のルールについてわんこにわかる形で伝えること。この両方を成功させるためにしつけが役立ちます。
正しいしつけ方法を学び実践していきましょう。わんことの理想の生活が待っていますよ。
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