憧れのペットライフ。あの吠えないお利口な犬はうちのわんことどう違うのでしょうか?吠える犬と吠えない犬の性格の違いやしつけ方法について知りたい!
犬は基本的に吠える動物ですが、きちんとしつけされているのか全然吠えない犬も見かけます。
吠えない犬は一般的に心が安定していて穏やかな性格。生まれ持った性格もあるでしょうが、暮らしている環境にもよるのです。
それは飼い主の性格の影響も受ければ、成長過程での体験もあります。また犬種によってあまり吠えないとされる犬種もあります。
愛犬が吠えることで悩む飼い主は多いもの。都会での暮らしは家同士が密接で犬の鳴き声が響くと即ご近所迷惑に。
愛犬にはできるだけ吠えないでいてもらえると助かる、というのが本音でしょう。
この家をしっかり守ってるよ
吠えない犬種とは
人間が犬と一緒に暮らすことになった理由。それは犬が従順でかしこい動物であったこと。人間のために仕事を引き受け役に立ってきてくれたことも一緒に暮らすようになった理由なのです。
人間の役に立つこと、狩猟の手助けや牧羊、番犬に至るまで、吠えることがその仕事をこなすための重要な要素でした。
そのため人間の都合で吠える犬を重宝してきた歴史があります。「犬は吠えてなんぼ」そんな風に選ばれてきた犬種は、よく吠える傾向に。
反対に愛玩犬として飼われてきた犬種は比較的吠えない傾向があります。全く吠えない犬はいないものの、吠えにくく飼いやすいとされる犬種は存在します。
使役犬はよく吠える?
- 牧羊犬・牧畜犬: ジャーマンシェパードドッグ、ウェルシュ・コーギー、
ボーダーコリー、シェットランド・シープドッグなど。
(いずれも賢くて体力があって働き者)
- 狩猟犬: ダックスフンド、コッカースパニエル、ビーグル、テリア、プードル、
柴犬、イングリッシュセッター、イングリッシュポインター、レトリバー、
バセットハウンドなど。(追い詰めたり、仕留めた獲物を回収したり) - 番犬: ドーベルマン、コモンドールなど(警戒心がつよく、防衛能力がつよい)
吠えにくい愛玩犬
鼻ぺちゃな犬: パグ、フレンチブルドッグ、ペキニーズ、キャバリア、ボストンテリアなど
(鼻ぺちゃなので吠えなくてもイビキがうるさいかも)
穏やかで人好きな犬: ゴールデンレトリバーなど
吠えないことで有名、バセンジー
太古の犬、バセンジーを知っていますか?古代エジプトの壁画などにこのバセンジーにそっくりな犬が描かれていることからもわかるように、ふるい歴史を持つ古代犬、バセンジー。
原産地は中部アフリカのコンゴ共和国で、日本では最近まであまり知られていない犬種でした。バセンジーはめったに吠えることがなく、遠吠えは甲高くヨーデルのよう。
忠誠心があって従順ながら、一切媚をうらないネコのような性格。威嚇するために吠えることはめったにありません。
独立心が旺盛で外であう人に愛想はないですが、その分家庭内では愛情深く魅力のある犬種。暑さには強いですが寒さには弱いため、日本の冬は注意が必要です。
犬が吠える理由から愛犬を理解する
- 威嚇する
- 縄張りを守る
- 要望がある
- 嬉しいとき
- 興奮している
- 存在確認(遠吠え)
- 挨拶 など
吠えるのは犬にとってコミュニケーションのひとつの手段。無駄吠えが問題と言われるものの犬にとって無駄に吠えているつもりはありません。
人の都合で「無駄吠え」と呼ばれている場合でも、犬には意味があって吠えています。不審な音が聞こえた、不審な人物の気配があったときに警告を発し、家族に危険を知らせていたり。
群れからはぐれた際に存在確認のため遠吠えしたり、伝えたい要望があって吠えていたりします。縄張りに入ってきた相手に立ち去るように威嚇することも。
すべて重要な意味があり、吠える必要がなくなれば吠えないものなのです。
安全で安心なので寝ていよう
吠えない犬に育てるために
吠える必要がないとわかれば、あえて吠えなくなると考えると、しつけが難しいなどと考える必要もなくホッとするのではないでしょうか?
人が来た時に吠える傾向があったとして、興奮する前に飼い主であるあなたとアイコンタクトをとり、あなたから「大丈夫だよ」と声をかけ安心させます。
インターホンがなって慌てて玄関口まで走る家族をみればわんこも慌てて玄関口まで走ろうとします。落ち着いて行動する姿を見せ、常に危険がないことを日常から示しましょう。
宅配便であったら、受けとった荷物を一旦わんこに見せて匂いを嗅がせ、危険はないから大丈夫だね、と声をかけたりしてみましょう。
要求吠えについては一切応じない姿勢を貫き、吠えても対応してもらえないとわかれば、吠えること自体止めてしまうでしょう。
警戒吠えについては叱ることなくお礼を言うぐらいで丁度いい。ご近所迷惑を考慮していけないことを伝える時は、短く低い声で「シュツ」「ダメ」などと伝えます。
興奮させずに落ち着かせることを心掛け、物理的に静止させる練習を行うとだんだんとむやみに吠えたてることなく安定した精神状態を保てるようになります。
最後に
いかがでしたか?
吠えにくい犬種、飼いやすい性格の犬を選ぶことは、ストレスを抑えて上手に犬を飼う手助けとなるかもしれません。
しかし全く吠えない犬はおりません。犬としても吠える必要がなく安心して居られる方が幸せ。リーダーの不在を感じれば、自分が立候補しなくてはと考えてしまいます。
つねに家族を守るために、異変を気を配り察知したら吠えつづけることでしょう。家庭内で穏やかに過ごせるかどうかでも、吠える犬と吠えない犬に分かれてしまいます。
それほど生活環境は大事です。飼い主がリーダーとなって愛犬を守り安心できる環境をつくること。あなたのそばで安心してくつろぐわんこを見ると、気持ちも和み幸せを感じますね。
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