犬にも好き嫌いがあるのでしょうか?なぜか家族の中で子供にだけ、旦那にだけ、父親にだけ吠えるというお悩みを耳にします。
人間と同様に相性があるってことでしょうか?
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いえいえ、それはつまり信頼関係の問題でしょう。あるいは序列が関係している可能性も。
わんことあなたの関係と吠えられてしまう家族との関係を見直して原因を探りましょう。犬種によっては主人はただ一人と決めてしまい、他の家族になつきにくいタイプの犬もいます。
愛犬家だから言うわけではありませんが、「悪いわんこ」はおりません。人間側の対応次第でわんこと人間は仲良しになることは可能なのです。
どこでボタンを掛け違ったのか、ちょっとした考え方の誤りがあるかもしれません。わんこも家族の一員です。みんなが仲良く団欒する穏やかな時間が持てるよう考えていきましょう。
意地悪な人は嫌いだよ
愛犬が特定の家族に吠える3つの理由
愛犬が家族に吠える原因(その1):愛犬の家族の中の序列
犬は自分の世話をしてくれる人のことをよくわかっています。散歩に連れて行ってくれる、餌をくれる、一緒に遊んでくれる。
そうした人をわんこが好きだと思うのは、とても自然なこと。人間と同じです。好きな人にはなつきますし、好きな人を守ろうとしたり、好きな人が喜ぶことをしようとするでしょう。
そうした中で、たとえばわんこが家族の中で一番上であると思っている場合、あなたに対してはいつでも自由に甘えられる存在として独占したい欲求をもってしまったりします。
子供たちがあなたに甘えるのを阻止しようとしたり、あなた自身が子供たちを叱るときにわんこの前で大声で怒鳴ったりするのを見ると、わんこは子供たちに対してそのような対象として認識してしまいます。
あなたの方がわんこよりも序列が上の場合は、あなたが許さない限り、側に不用意に近寄ってこないのが犬の行動としては普通。
つまり「おいで」をすると来るという感じです。あなたの膝に飛び乗っていつでも甘えようとするなら、家の中で自分が一番。わがまま放題がゆるされている状況だと考えられます。
理想的な家族生活を送るならわんこの序列は一番下であるべきなのです。それは見下すということではありません。愛情を感じさせつつ、家族が上だから尊重しなくてはいけないんだよと示していく、教えていくということです。
愛犬が家族に吠える原因(その2):愛犬と過ごす時間
たとえば、旦那さんが吠えられる対象の場合、家にいる時間が短いということはありますか?単身赴任で週末たまに帰宅する程度だったり、朝早く出かけて夜遅くかえってくるといった多忙な毎日を送っていたり。
わんこにとって、そもそも旦那さんを家族だとわかっていない可能性があります。家族でない人が家の中にいるので、わんこが警戒している可能性があります。
もしくは留学していたり寮生活を送っているお子さんの場合も考えられます。わんこの性格もあります。人懐っこく人が大好きなタイプのわんこならこんなことはありません。
警戒心が強いわんこか、賢くて制御がむずかしいタイプのわんこであれば、わんこと信頼関係をつくるためにある程度の時間をさく必要があるでしょう。
愛犬が家族の吠える原因(その3):過去のトラウマ
わんこと相性の悪い家族が過去にわんこにひどいことをしてしまった経験があるでしょうか?犬はそういうことはしっかり覚えているもの。
わんことしては警戒すべき相手として覚えてしまっているので、信頼関係を築くのは少し苦労するかもしれません。
例えばお父さんが昔の人で、「犬は叩いてしつけるもんだ」といった考えを持っていたとして、何かあるたびに威厳をしめすつもりでわんこに厳しく接している場合は、なつくはずはありません。
恐れて近寄らないならまだしも、なめられるか警戒されて、威嚇対象になってしまうこともあるでしょう。
昔の考えを持っているわけではなく、わんこに対してぞんざいな対応をする相手に対してもわんこは決して愛想をふらないもの。
わんこには汚れた手のときしか差し出さないとか、愛情のない接し方をする相手には決してなつかないのは当然のことですね。
たたく人は警戒しなくちゃ
愛犬と仲良くなるためにすべきこと
本人がすべきこと
わんこに対する接しかたを変えてみましょう。威厳のある態度で接するのはもちろんですがわんことは信頼関係を築く必要があります。
わんこがショックをうけるようなひどい態度をとってしまうのはもってのほかです。わんこが嫌がったり、苦痛を与えるような対応はますます信頼から遠のいてしまいます。
時間を作って、エサをあげる、散歩につれていく、遊んであげるなど積極的にわんこと過ごす時間を作りましょう。
エサをあげる時は、必ず「おすわり」「まて」「お手」など一連の訓練を取り混ぜます。わんこが言うことを聞く時間を作りましょう。
遊んであげる場合は、引っ張りっこなどで負けた状態で終了するのはよくありません。上位に立てる遊びをしましょう。
ボールあそびなどで取ってこいをするのもいいですし、頭を使っておやつを取り出すタイプのおもちゃを与えるとかもいいでしょう。
あなたがすべきこと
今回のケースではあなたとわんことの信頼関係はできています。それはあなたがわんこに愛情をそそぎ、面倒をしっかり見てきた証拠です。
あなたのすべきことは2つあります。
まずはわんこよりもあなたの方が上だということをわかってもらうよう、わんこに対する態度を毅然したものにしましょう。
愛情をかけるのは同じです。いいこにしてるときは、撫でてあげたり優しく話しかけたりしましょう。甘やかしをやめてメリハリをつけることで徐々にわんこも理解します。
決して急にきつく接したりしないように気を付けましょう。折角の信頼関係を壊してしまいます。そうなっては逆効果。
もう一つはわんこにあなたが家族を大切に思っていることをわんこに見せる、知らせることです。
わんこの前で家族を馬鹿にしたり、子供たちを叱り飛ばしたり、そんな態度を見せてしまうとわんこもそんな風に家族を扱うようになります。
家族の中で大切な存在である人に対しては、わんこが無碍な威嚇をすることはないはず。家族であれば冗談や愛嬌で済む話でも、わんこにとってはそれが序列の判断基準になるのです。
最後に
いかがでしたか?
理想的な関係を築けたとき、家族が集まる部屋にひっそりとわんこも参加していたりします。そんなほのぼのした団欒の場をもちましょう。
わんこが大好きな家族のそばでのんびりして居られるよう、応援しています。わんこと上手にいい関係を築くためにしつけが役立ちます。
正しい知識をつけて間違いのない信頼関係をきずきましょう。
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