「愛犬がトイレをなかなか覚えてくれない。決めた場所にできない。しつけが上手くいかず部屋中あちこち汚れて大変!」こんな状態では、かわいいわんこにもやさしくなれないことでしょう。
トイレは散歩中にさせるので家では一切させないという飼い主もいますが、トイレトレーニングをしておくと散歩に行けないときでも犬は決まったところでしてくれます。
しかし言葉のわからないわんこが人間の決めた場所をトイレだと認識し、その場所でしか排泄してはいけないと理解するのはとても難しいこと。簡単にできないのは当然なのです。
粗相の際に強く叱られたわんこは、トイレをすること自体が悪いのだと誤解してしまいます。そうならないためにもコツを掴んだ適切なしつけを実践しましょう。
しちゃいけないなら隠れてしちゃうよ
愛犬のトイレのしつけ、失敗の原因とは?
- ペットショップで、ある程度子犬期を過ごしている(我が家にやってくる以前にしつけがされていない)
- 子犬期に間違ったしつけを受けている
- トイレの失敗を激しく叱られた(叱られてどこでトイレをすればいいか分からなくなっている)
- ハウス内にトイレがある(寝る場所に近い)
- 飼い主に対して自己主張している
想像してみてください。言葉も文化も違う場所でどう行動すべきか教っています。すぐにとるべき行動が理解できるでしょうか?
いきなり激しく叱られたとしたら、自分自身の行動、タイミング、場所のどれかが叱られた理由だとして、どれがそうなのか理解できると思いますか?
理解するためには、根気よく正しい行動をしたときにそれがわかるように褒めてもらいつつ徐々に覚えるしかありません。つまり間違った場所にしてしまっても絶対に叱らないこと。
犬は一度強く叱られると、「トイレをすること=いけないこと」、「トイレをすること=飼い主に叱られる」と誤解してしまいます。あなたの目を盗んで粗祖をするのはそれが原因。
また叱るけど褒めることはめったにない、ということはありませんか?上手にできたときは必ず褒めてあげましょう。褒められることをどんどん繰り返してやろうと考えるもの。
トイレができなくてもとりあえず黙って粗相は片づけて、叱らないこと。逆にきちんと出来た時はおやつをあげて思いっきり褒めてあげましょう。
トイレシートのことがわかっていて失敗する場合は、飼い主であるあなたにかまって欲しかったり、分離不安のストレスだったりとメンタル面での対応が必要な場合もあるので、合わせてわんこのことをよく見てあげてください。
愛犬のトイレトレーニング。しつけ方のこつ
どんな場合も犬のしつけをする上で必要なことは、「根気」と「タイミング」です。そのうえでしつけの基本は、「褒める」こと。できたことを褒めつつおおげさに喜ぶのです。
褒める部分がない時もあるでしょう。そういった時は、成功できる環境をつくり準備は万端にし、ちょっとでも出来たら褒めます。
- 犬が朝起きてすぐトイレをするタイミングが勝負
- あらかじめトイレシートは近くに敷いておく
- リードをつけて、誘導しやすくする
- トイレシートの上で用を足すことができるようリードをしっかり持つ
- トイレシート上で用を足すよう、声をかける(コマンドと仕草で合図)
- オシッコが出るまで待つ。
- トイレシートの上でできたら、思いっきり褒める。
トイレをしたそうな仕草がみえたら、リードをつけてトイレシートの上でするよう誘導し、コマンドと合図をおくります。できたら思いっきりほめること。繰り返していくうちにばトイレはトイレシートの上でするものだと覚えてくれるのです。
愛犬がトイレを失敗したときの対処法
トイレの場所を覚えていない、トイレシートの上で用を足すべきということをわかっていない犬に、叱るのは誤り。むしろ逆効果です。オシッコすること自体が悪いこと勘違いし、排泄を我慢するように。
最初はできなくて当然だ、くらいのゆったりとした気持ちでいましょう。イライラすると、わんこにも伝わってしまいます。何もいいことはありません。
もしわんこが違う場所に粗相をしてしまったら、しばらく時間をあけて、べつの場所に移動させ、わんこには見えないようにします。汚れた場所をタオルやペットシーツなど吸水性のあるもので拭いたり、うんちを除去。
それから忘れないように、必ず消臭スプレーを掛けておきましょう。犬は自分の排泄物の匂いのあるところに、繰り返し用を足そうとするからです。家族全員が同じように実施するようにしましょう。
絶対に怒らないでね。
最後に
いかがでしたか?
わんこのハウスがある部屋を一面トイレシートを敷き詰めてしまって、わんこの好きな場所でトイレをさせてから徐々に範囲を狭め、必ずシートの上で用を足すよう誘導していく方法もあります。
まずは根気よく気長にとらえること。失敗しても叱らない。そして出来たら褒めて褒めて褒めまくり、望ましい行動を伝え続けます。言葉を使わずに習性のちがう相手にわかってもらうのですから簡単でなくて当然のことなのです。
わんこのことをしっかり学び、適切なしつけを実施することで人間もわんこも快適な毎日が手に入ります。そうすれば日常のいらいらなんてなくなってしまいますね。
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“愛犬のトイレのしつけ。なかなかできない、覚えない。しつけ直しは難しい?” への1件のフィードバック