「お散歩行くよ~」声をかけた瞬間に大騒ぎ。テンションMAXの愛犬が落ち着きなく飛んだり跳ねたり、走り回ったり。
毎回リードを付けて家を出るのも一苦労。落ち着きがないのは性格なのか?お散歩の前のドタバタ劇をなんとかしたい~
お散歩はわんこの毎日の楽しみ。うれしくて、うれしくて、もう最高!とばかりに興奮。飛んだり走り回ったり、出かける前に手を焼いてたりしませんか?
それ、初めからしつけで落ち着かせることができるのです。何も全身で喜びを表現しなくてもうれしいのは同じ。スムーズにお出かけできる方が飼い主のあなたもうれしいはず。
わんこは素直に喜んでいるだけなので、落ち着けばいいことがあることを学習させましょう。お利口なわんこに育てるのも、人間の行動や態度次第。早速見ていきましょう。
やったーっ!お散歩!早く行こうよ♪
ハイテンションで落ち着きがない犬の特徴
犬にも生まれつきの性格があります。同じ親犬から生まれた兄弟姉妹犬でもなんとなく性格にばらつきがあるもの。
また、犬種によっても特徴があります。気が強くけんかっ早い犬種や人好きで愛嬌のある犬種。それぞれの特徴や性格に合わせて、しつけやお散歩にかける時間や内容も変わってきます。
エネルギーが溜まりやすく気の強いわんこの場合は十分にのびのびと発散できる環境を作るだけで表情が柔和になり、制御しやすくなったりします。
一番いいのは、飼う前に飼い主のあなたの生活リズムや好みを加味して、相性がぴったりで扱いやすい犬種を選びましょう。
ペットショップで購入を検討するなら、店員さんの意見が少し違うこともあるので専門情報やブリーダーからの正しい情報を得ることもお勧めします。
残念ながら全く手のかからない犬種はないのです。それだけは知っておいてくださいね。手のかけ方が違うだけ。どんなわんこも飼ってみると愛情がわいて可愛いもの。
人間が対応を間違えないことが大切なのです。
好奇心が旺盛でエネルギッシュなわんこ
好奇心が旺盛でエネルギッシュなわんこは、チャレンジ精神も旺盛。どんな場面でも物おじせずに乗り込んでいく特徴があります。
元気すぎる性格から興奮しやすい傾向が。サイズにもよりますが、大型犬であればなおさらきちんと制御できないといけません。
お散歩中、外で興奮しすぎて手が付けられなくなるようなら、室内でまず落ち着かせるトレーニングをしておきます。
「おすわり」や「まて」「伏せ」などのコマンドが機能するよう基本のしつけが大切です。
臆病で怖がり。気が小さいわんこ
性格的に臆病で怖がり、気が小さいわんこは不安なあまり威嚇してしまったり吠えたり。虐待を受けた過去がある場合を除いては、社会性がないことも考えられます。
知らないから不安になるのであって、知らない場所、知らない人やわんこに出会った場合でも危険があるものではないと学習すれば徐々に落ち着いて行動できるようになります。
犬は本来、警戒心がつよくて臆病なもの。飼い主のあなたに対する信頼と尊敬がつよくなればあなたの側で安心して居られるようにもなるのです。
日頃のしつけやお散歩時間を通して信頼関係をより強固にしていきましょう。
しつけ前で素直に行動にでているだけのわんこ
まったくしつけがされていないわんこの場合、喜怒哀楽をはっきり表現するわんことしては素直にお散歩を喜んでいるだけにすぎません。
状況に応じて、興奮しすぎず、うれしくても落ち着く行動ができればいいことがあると教えていきましょう。
犬は本当にかしこい。覚えたことはきちんとできます。言葉がわからない相手に伝えるのですから少し根気がいりますが、粘り強く教えていきましょう。
お散歩前に上手に落ち着かせる方法
お散歩に連れて行こうとしたら、わんこが遊びのつもりで追いかけっこを始めてしまうことも。リードをつけようとしたら逃げ回って「つかまらないよ~」とでも言ってるみたい。
「おちょくってる?」
動きの俊敏さを考えるとまともに相手をしていたら身がもちません。
そんなときは、「お散歩はとりやめ~」といって、リードを元に戻してしまいましょう。そっぽを向いて日常に戻ってしまいます。
興奮しすぎてリードを付けられないほど飛び跳ね続ける時も同様に対応。拍子抜けしたわんこが「あれっ?」と思った後に、大人しくなったら撫でてもう一度リードを準備します。
しばらく繰り返すかもしれません。落ち着いた状態ならお散歩に行くんだ、と気づいて学習してもらうためのしつけです。
興奮がなかなか冷めないようなら、いったんハウス(クレート・ゲージ)に入れましょう。布をかけて暗くすると犬の習性から必然的に落ち着きます。
上手にリードをセットできたとして、家を出るまでに飛び跳ね始めたら、一旦立ち止まり「おすわり」か「まて」「伏せ」をさせて行動を静止させ落ち着くまで待ちましょう。
このひと手間でわんこの行動が見違えるように変わってきます。落ち着いた行動をすることを知らないだけ。
興奮しないことで報酬が得られる(=お散歩に行ける)ことと知ってもらうこと。それがしつけなのです。
お利口にすると散歩に行けるんだ
お散歩中に興奮したら
お散歩中は予期せぬことが起こり得ます。それだからこそわんこにとっても刺激いっぱいでわくわく、どきどき。楽しい時間となるのです。
でも道すがら興奮してしまったら。
まずは、興奮のきっかけとなるものを排除することを考えましょう。見知らぬわんこに興味を持って興奮し始めた場合は、その場で「おすわり」させてあなたが前に立つことでわんこの視界を遮ってしまいます。
名前を呼んで、あなたの方を向かせることも効果的。緊急車両のサイレンに興奮した場合など大声で「こら、やめなさい、落ち着きなさい」などと声をかけるのは逆効果。
さらに興奮を高めてしまいます。わんこに言葉の意味はわかりませんので大声を出すことでさらに興奮してしまうのです。
そんな場合は短く「だめ」を伝え、あなた自身が落ち着くことです。堂々とした気持ちで動じずにわんこが落ち着くのを待ちましょう。
不安から恐怖で固まってしまったりすることがあります。興奮とは真逆ですがお散歩中こんな状態になったらやさしく声をかけてあげたり、抱きしめてあげるといいですよ。
信頼する飼い主に触れてもらうことでわんこも落ち着きます。あなたとのコミュニケーションも深まり信頼関係も強まるでしょう。
最後に
いかがでしたか?
一番大切なのはわんこを知ることです。どんな性格でどんなものに興奮するのか、どんなものが怖いのか。
知らないものに対する過剰な反応があるのであれば、徐々に教えて社会性が身につくようにしましょう。わんこ専門の合宿に参加させてあげるのも効果あり。
先輩わんこから犬同士で教えてもらうこともかなり有効な学習方法です。犬同士の挨拶方法は犬相手に教わらねばなりません。
早い段階で親犬や兄弟姉妹犬から引き離されてしまったわんこなら知らなくて当然。生後6か月の間に学習するのが理想的ですが、何歳になっても犬は学びます。
根気よくしつけをして、社会性を身に付けるべくいろんな場所に連れて行ってあげましょう。あなた次第で、どんどんお利口になって、かしこく可愛いわんこに成長しますよ。
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