犬好きの皆さま。犬がなつく魔法の方法があれば絶対に知りたいですよね。どんなわんこともいつでもどこでも仲良くなれたら本当に素敵なこと。もしくは、飼い犬がなかなか懐いてくれず悲しい思いをされているあなたにも。
ずばり申し上げますと魔法の方法はありません。しかし、犬のことをきちんと知れば犬がどうしたらなつくのか、どんなことを嫌がるのかは簡単に理解できます。
人間同様に、まずはわんことの最初の出会いで失敗しないこと。怖い人や嫌な人という第一印象を持たれてしまうよりも、スムーズに仲良しになりたいもの。わんこと仲良しになること。それは、かけがえのないパートナーを得ることでもあるのです。
仲良しは信頼の証さ
犬がなつく方法を知る前に。
犬がなつく方法について考える前に、「なつく」ってどういうことだと思いますか?
犬があなたを好きになるということ。つまりあなたとわんこの間に、信頼関係があるかないかを示しています。そう考えると、初対面のわんことすぐに信頼関係を築けるかというと、なかなか難しいことだとわかります。
しかし犬好きならお分かりと思いますが、初対面の犬でもあなたを一目見た瞬間に「犬好きなのかどうか」を見抜いてしまいます。犬を連れた飼い主さんとばったり出会ったとしましょう。
あなたがその飼い主さんに対して、悪いイメージをもっていたり、飼い主さんの方があなたにいいイメージを持っていないと、なかなかその犬と仲良くなれません。犬はリーダーである飼い主との関係も瞬時に見極めることができるのです。
反対に、あなたが愛犬と散歩中にあなたに危害を加えようとする人が現れたとき、わんこは必ずその人物を威嚇しあなたを守ろうとするはずです。あなたもまた、わんこを守るために全力を尽くすでしょう。
犬がなつく人の行動とは
- わんこに敬意を払って落ち着いて近づく
- 視線をはずしつつ笑顔で接する
- 最初はにおいを嗅ぎ合ってお互いを知る
- 下の方から手の甲を差し出し敵でないことを知らせる
- 大丈夫そうなら、ゆっくりとあごや胸をやさしく撫でる
犬がすぐになつく人というのは、犬のことをよくわかっている人です。わんこにとって見知らぬ人は、恐怖の対象であり警戒すべき相手。いきなり近寄っては怖がらせてしまうだけです。
まずはお互いを知り合うところから始めましょう。犬同士で目線をがっちり合わせるということは敵対することを意味するので、軽く視線ははずしつつ笑顔で向き合います。わんこは表情もよめるのです。
わんこ同士の挨拶は、まず鼻からクンクン、お尻をクンクン。においを嗅ぎあうことでお互いを知り合うのです。犬流の挨拶ができる場合は顔の後わんこのお尻のにおいを嗅いであげればいいのです。しかし、お尻を嗅ぐことに抵抗があるならそこまでする必要はありません。
まずはわんこに自分を知ってもらえばいいのですから、わんこに手の甲を差し出してにおいを嗅いでもらいましょう。このとき間違っても上から頭を撫でようとしてはいけません。
まだ信頼関係がなく警戒が解けていないうちに上から手がやってくると、わんこは「叩かれる」と咄嗟に判断して噛みついてしまうかもしれません。急に立ち上がって驚かせないようにも気を付けましょう。
わんこに敵でないことを知ってもらったら、ゆっくりとあごの下あたりからやさしく撫でてあげましょう。気持ちよさそうに大人しくしているようなら第一関門突破。ここからは遊びを通して、粘り強く信頼関係を築いていきましょう。
ゆっくり時間をかけて接してね
- 落ち着いていて堂々としている
- 散歩に連れて行ってくれる
- 遊んでくれる
- エサをくれたりお風呂に入れたり、世話してくれる
- 自分を守り安心させてくれる
犬に尽くしたり媚びたりするのとは違います。可愛いいからといって、犬が喜ぶようにばかり振舞っていては犬にとっての序列の下に配置されてしまいます。
そうではなく、犬との信頼関係を気づくことが大切。あまり面倒をみない人の方になついてしまって、さみしい想いをすることがあるかもしれません。でも大丈夫。あなたが愛犬にとって大切なリーダーであると認識されることから始めるのです。
常に堂々と落ち着いていることをしっかりと飼い主の心構えとして覚えていてください。そして、常に秩序を保つための必要な指示を適切な方法で出していきます。そして、ここぞというときは無償の愛情をたっぷりと注いであげましょう。
あなたの側にいることで、わんこが安心して落ち着いて過ごしていられること。これこそがわんこの幸せをまもるリーダーの責任。飼い主の勤めなのです。
犬がなつかない原因を知ろう
- 犬を見下している
- 横柄な態度で接する
- 落ち着きなく騒ぎたてる
- 乱暴に体に触ったりしっぽを掴む
- しつこく叱り続ける
犬を見下し横柄な態度で近づいてくる人は嫌いです。犬だけでなく人間同士でも感じることですが、犬もしっかりと見抜いてしまいます。群れになじまない存在に犬が敬意を払うこともありません。
犬に対してネガティブな感情を抱いている人のことはすぐにわかってしまいます。犬を汚いと思っていたり毛嫌いしている人に犬が行為を抱くことはないのです。
また子供のように落ち着きなく騒ぎ立てる人も好みません。犬は常に落ち着いて安心して過ごすことが幸せ。乱暴に体に触ってきたりしっぽを掴まれると逃げてしまうか、攻撃の対象と認識して威嚇することもあります。
お子さんがいる方は、わんこが嫌がることを伝え仲良くなる正しい方法を教えてあげましょう。子供のうちにわんこを知り仲良くなれれば素敵なこと。反対に誤った接し方をして噛まれたりしてトラウマができることも避けられるでしょう。
しつこく長々と叱り続けることは犬にとって非常に苦痛。犬は今この瞬間を生きる動物なので、過去を悔やんだり未来を夢見たりはしないのです。あなたが何を怒っているのか、理解していないのですから。
最後に
いかがでしたか?
「犬になついてもらいたい」つまり、「犬と仲良くなりたい」というのはこのブログのメインテーマでもあります。飼い主として正しい認識のされ方をすれば、難なく犬と信頼関係を築くことができるのです。
堂々と落ち着いたエネルギーで接し、適切な指示が出せること。正しいしつけを身に付けることで落ち着いた平穏なわんこを育てます。ゆるぎない信頼関係を構築することにより、愛犬と心で繋がった真のパートナーシップを築くことができれば、かけがえのない相棒となるのです。
無償の愛情を返すことで犬もあなたを慕い、あなたの人生がさらに実りあるものとなるでしょう。
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